2013年12月9日月曜日

ほんまに 第15号 ゲラ


 『ほんまに』第15号 ゲラより (その5) 終わり
 
特集 新刊書店と本の話 〈街の本屋〉海文堂閉店に思う
 

 

 
ゲスト

海事図書著者 SAさん

 初の著書は昭和30年代。当時の【海】発行図書案内写真も。

……改めて海事社会に貢献して来た【海】の功績が如何に大きかったが、この期に及んで漸く認識させられました。……

 

元船長 STさん

……船のプロとして、【海】のブックカバーで覆われた本を手に、神戸の街を歩くことが何やら誇らしかった。……

 

常連&「明日の本屋をテキトーに考える会」メンバー

大阪 書籍紹介業 KTさん

 関西出版界のまとめ役。書店PR誌あれこれ、ブックカバーの話など「本屋文化」の一端と、書店員との交流。

……通販が幅を利かすこの時代に、なぜわざわざ店まで足を運んで本を買うのかを考えれば、「遭遇」と「発見」と「交流」があるからだ。……

 

神戸 探偵小説評論家 TSさん

 昭和531978)年【海】発行『神戸読書手帖』(頒価100円)について。本の知識、読書論、神戸の書店・古書展・図書館案内などをまとめた冊子。

……明らかに一新刊書店の枠を超えていて書物に対する愛情以外何ものでもない。……

 

尼崎 編集者 KYさん

……今だから告白しますが、私が【海】に通う目的は本を買うためではありませんでした。……

 エッ! それはアナタとボクだけの秘密じゃあ……? 自分勝手な妄想が膨らむ。

真相は本文を。

 

姫路 映画屋さん UTさん

 巨大書店で目当ての本を見つけられず、検索端末の前に立つ。こんな時【海】なら……、暑苦しいヤロー共の顔を思い浮かべて……胸が悪くなる読書人。

 

神戸 女子の古本屋 TMさん

……店内に雨が降った。……

 あの夏の日の出来事、愛を込めて書いてくれる。

 

神戸 詩人 ONさん

 研究、詩作のかたわら古書市を企画。【海】閉店に伴い準備をやり直した。

……いま本を文化として継承して行かねばならない。古い新しいに関係なく、町の人にも開かれた本の市になるように……

 

カットで登場は、

明石 漫画家 FMさん

【海】の東入口の絵。ハタキをケツのポケットに突っ込んで一生懸命働いておられる姿は?

 

ざっと紹介しました。さて、あとは表紙のみ。頑張れ、ゴロー。と言うより、あせれ!

20日発売を目指して奮闘中です。本屋さん古本屋さんへの営業もこれからです。どっかで見つけてください。

 

◇   日記 128日 日曜日

午後、G島田。「石井一男展」と「須飼秀和展」。11日(水)まで。


会場で大阪の出版人と遭遇。
「今どちらに?」
〈どちらもなにもプーさんです〉

(平野)