2013年12月12日木曜日

兵庫の同人誌

【海】史 (1) 手元に集まっている資料から。
 『兵庫の同人誌』 海文堂書店郷土誌係
編集責任者 小林良宣  発行者 島田誠
 






 当時の担当者が作成した県下の同人誌一覧表。この「小林」の名は記憶しておいてください。

1977年(昭和524月開催《郷土出版物フェア》のための小冊子。無料配布。24ページ、21cm×11cm

アンケートを実施。回答のあった62誌と、回答はないがその存在が判明している15誌。それぞれの発行所、所在地、代表者、特色、入会方法・会費、フェア参加の有無を掲載する。

「ごあいさつ」より

……従来からの郷土誌コーナーと、同人誌コーナーを統合して、兵庫の文化の概要を見渡せる内容にとこころがけました。……

 

今も続いている文学誌『AMAZON』『VIKING』はもちろん、詩、短歌、俳句、川柳、児童文学などが並ぶ。〈総合文化誌〉や〈一行詩〉という文化ジャンルがある。〈謡曲〉というのも。

代表者欄に著名人の名がちらほら。

赤尾兜子「渦」、伊丹三樹彦「青玄」、時実新子「川柳展望」、小島輝正「たうろす」、足立巻一「天秤」。

 

 それまでも地元の本を大切にすることは受け継がれてきた。このフェアと冊子はその証明と成果だった。

 私たちの時代では同人誌の扱いも、同人誌自体もかなり減少していた。一方で、独創的で読み応えのある“ミニコミ誌”が数多く出現しており、「同人誌」がミニコミ誌という方向に変化しているとも言える。




 「宮本常一と岡本太郎 日本を見つめた二つのまなざし」企画展図録 
周防大島文化交流センター 
http://www.towatown.jp/koryu-center/koryu.html
 みずのわY社主より。

 
 
 

 

  日記 1211日 水曜日

今日は外出予定なく(近所の郵便局には行った)、人としゃべることはないだろうと思っていたら、近所のあんちゃん(【海】大量購入顧客でもあった)が家庭訪問。独居老人見回り? 
「外に出なあかんで」と注意された。それもそうやなあ、と思っていたらGFクッスーから「忘年会しましょ」のお誘い。「明日本」メンバーには彼女から連絡あると思うので身辺きれいにして待つこと。

ほいでJ堂行って、いつもより長くウロウロした。目当ての本を買って『本の雑誌』立ち読み(ごめん)。
「今年の3冊」で、『海文堂書店の87日と817日』(夏葉社)をお選びの方が。
嗚呼、クラフト・エヴィング商會様、ありがとうございます。
他にも成田一徹『新・神戸の残り香』(神戸新聞総合出版センター)を挙げてくださる方がいて【海】閉店に言及してくれている。感謝。

 
(平野)