2013年12月15日日曜日

神戸図書ガイド


 【海】史 (3 手元に集まっている資料から

 『神戸図書ガイド』

1980年(昭和55101日発行

編集者 小林良宣(海文堂書店) 元正章(南天荘書店) 松本博(コーべブックス)

発行所 海文堂書店 コーべブックス 南天荘書店

印刷所 太陽印刷工業

定価200円 B5版 79ページ 出版社広告7ページ




 













 






 
目次

分類別図書ガイド

50音別図書ガイド

神戸関係・会社史・団体史・産業史目録(長尾隆次資料室蔵)

神戸の出版社所在地一覧

 

『神戸図書ガイド』発行にあたって より

 北の山、南の海、すきとおる風――この素晴しい神戸の地に生まれた本たちのことを、あるいはこの神戸二ついて記された本たちのことを忘れずにいたいという思いから、私たちはこの『ガイド』を作成した。

 わずか1年の間に、それも素人の私たちが拾いあつめた本たちは2000前後にすぎない。玉石混交の図書リストでもある。石ころのほうが多いかもしれない。それでも一つの道には違いない。石ころだらけの道だが、神戸(人)の歩んだ道、私たちの一年の道が、ここにはある。 ……
 
「目録」としなかったのは、「目録」としての確かな「分類」ではないから。また、量的に図書のごく一部しか収録できていないから。
 
 この〈ガイド〉は、郷土資料在所目録に向けた、試行錯誤に満ちた、ちいさな一歩にすぎない。
 

 発行の1年前に3人の書店員が共同企画【神戸の本フェア】開催を目指して、本書作成作業を開始した。予定通り共同フェアは行われ、話題になった。

 本書は地方・小出版流通センターを通して全国でも販売され、初版1300部を完売した。

 3人の熱意と努力の賜物だが、書店主と仲間たちの理解・協力、出版社の支援はもちろん、各地図書館、外部の研究者の資料提供も大きな力となった。



 日記 1214日 土曜日

 元町の「ひさご食堂」が本日で閉店。長年お母さん一人でやってはった。F店長・映画屋Uさんと昼ごはん。【海】顧客S夫妻と遭遇。みんなでお茶して解散。

 私はJ堂行って、三宮の古本屋さん回って、ちんき堂さんでお茶いただいて、高架下の古本屋さんも。

 七つ森書館Yさんから「通信」が届く。【海】のことを書いてくれている。店長の最後の挨拶まで。ありがとうございます。

同社は1986年創業。今年出版した『日本国憲法の初心――山本有三の「竹」を読む』で点数が300点を超えた。

「安全で安心できる暮らしの本を出版すること。権力や権威に対して批判的で独立したジャーナリズムであること。人間の顔をした等身大の出版社であること」をモットーに活動。
 
 

(平野)