2016年5月4日水曜日

本屋のおばさん&路上の本の虫


■ 52日「朝日新聞 朝日歌壇」より

四十年の本屋のおばさん終えました今朝も見ている三段八割  
宇都宮市 駒野弘子さん

選者・佐佐木幸綱の「評」
……「三段八割」は新聞の朝刊一面の書籍広告。毎朝それによって本の置き場所や積み方を変えてきたのだ。四十年の日々が凝縮された一首。(後略)》

「サンヤツ」と言われる小さな広告。
http://book.asahi.com/sanyatsu/index.html
 新聞に目を通す。広告見て、本に関係ある記事、地域版で地元の本をチェックして、訃報も……

■ ビッグイシュー日本版 VOL.286より
南アフリカ、路上の本の虫 ある若者が始めた放課後教室
 ヨハネスブルグの路上で古本を売る青年ドラドラ。虐待や暴力を受け、ホームレスになり、ドラッグ依存で精神科病院入院の過去を持つ。依存から生還して古本を売る。ドラドラは「無類の読書中毒」でもあった。自分の感想を添え、朗読や解説もする。
 現在「The Pavement Bookworm 路上の本の虫」というプロジェクトを立ち上げ、子どもたちのために放課後教室を開いている。食事、読み聞かせ、一緒に宿題など。活動資金は支援者からの寄付。
 彼の姿をユーチューブで見ることができる。ジョン・グリシャムやダン・ブラウンの本がある。

 
 286号の特集は「憲法のあした」。スペシャルインタビューはエルトン・ジョン。
(平野)